学生時代にボストンに留学した経験は、私にとって忘れられない思い出です。22歳の時、全く英語が話せない状態で渡米しましたが、この挑戦が私の人生を大きく変えることとなりました。
最初の数週間は、言葉の壁に苦しみました。授業についていけないことや、買い物すら思うようにできないことに、何度もくじけそうになりました。しかし、語学学校で出会った仲間たちのおかげで、その困難を乗り越えることができました。ブラジル、サウジアラビア、台湾など、世界中から集まった友人たちとの交流は、異文化理解の扉を開いてくれました。
授業が終わると、私たちはボストンの観光地を巡りました。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)を訪れ、知識の宝庫に触れることができたのは貴重な経験でした。また、ボストン・コモンやフリーダムトレイルを散策し、歴史と文化の深さを実感しました。こうした活動を通じて、私は英語だけでなく、様々な国の文化や価値観を学ぶことができました。
ある日、友人たちと一緒にフェンウェイ・パークでのレッドソックスの試合を観戦しました。球場の熱気と歓声に包まれながら、友人たちと英語で会話を楽しむうちに、自分でも驚くほど英語が上達していることに気づきました。日常生活の中で英語を使い続けることで、自信を持って話せるようになりました。
ボストン留学で学生時代得たものは、英語力だけではありません。異なる背景を持つ友人たちとの絆や、異文化理解の重要性、そして何よりも、挑戦を乗り越える強さを身に付けました。この経験が、私の人生における宝物であり、今後も大切にしていきたいと思います。